学会案内

設立目的

健康の概念は時代とともに大きく変容してきましたが何時の時代でも“健康”は重要な課題であり続けています。わが国では、疾病構造の転換により、慢性疾患による健康障害が益々大きな社会問題となってきています。このような状況の中で、健康を増進させるための健康施策を推し進め、健康寿命を延ばすことは、極めて重要な課題です。

それを達成するためには、個人の生活習慣改善などの行動変容を進めること、さらには、それらを取り巻く社会環境への働きかけも重要な課題です。このようなことから、スポーツ活動や健康運動、健康・体力に関する研究の重要性が益々増していると考えられます。また、近年では地球温暖化やヒートアイランドの顕著化など地球環境の大きな変化に伴う様々な健康障害も大きな社会問題となってきております。
 このようなことから、子どもから高齢者までの様々な年齢層の人々が抱える多岐にわたる健康問題を総括的に捉えて実態を把握し、改善のための方策を確立させることは極めて重要な課題です。

本学会は、スポーツや健康に関する幅広い分野の専門家や現場において住民の健康を支えている関係者など、健康に興味を持っている人に対して学際的な交流を促進し、スポーツ科学や健康科学を発展させること、研究で得られた知見を実践の場に応用することを目的としています。時代に即したスポーツ・健康科学の問題点の指摘や新しい健康づくり対策など、社会に貢献できるように発展させていきたいと考えています。